エコライフセミナー2010
第3回 コーヒーカップの向こう側~貿易が作る貧困と希望~
講師:日下部 伸行さん
(株式会社ウインドファーム)
平成22年(2010年)10月19日(火)
10:00~12:00
蛍池公民館(豊中市蛍池東町)
内容
進行役よりセミナー全体について説明の後、講師の日下部さんより自己紹介とアイスブレイク。参加者同士で自己紹介を行った後、二人ひと組になり、コーヒー栽培をしている農家になったつもりで体験ゲームをしました。
毎年のコーヒー栽培量を決めて、収穫量とコーヒーの買い取り価格から農家の収入を算出。生産者が労働にみあった対価を支払われていない現実だけでなく、児童労働や環境破壊などさまざまな問題があることも知ることができました。
後半は、日下部さんより、エクアドルの美しい自然の写真も織り交ぜながら、コーヒー栽培の現状や鉱山開発の問題などさまざまな視点から解説していただき、コーヒーを味わいながらフェアトレードを学ぶことができました。
担当者の感想
昨年は、レクチャーだけになってしまい、なかなかフェアトレードについて理解を深めること出来ませんでしたが、今年は、実際に体験ゲームをすることによって、生産者の立場を体験しながらフェアトレードを実感できたと思います。
会場が和室だったので少し窮屈でしたが、参加者同士の距離が近くなり、より一層交流が深められたようで、わきあいあいとした中でのセミナーとなりました。
参加者の感想
- 実際にゲームをしてみて、企業の立場と生産者を少し感じることができてよかったです。フェアトレードという言葉が心にひびきました。私たち日常でもつながることもあるので、広い視野を持って考えていきたいと思っています。日本の生産者も応援したいです。
- 昨年聞けなかったセミナーで楽しみにしていました。仕組みや現地エクアドルの事情。一般のコーヒー生産者のおかれている状況…もっとみんなに広く知らせることができたらいいと思います。
- 実際に農家の方が置かれている状況が具体的にわかり、勉強になりました。もっとフェアトレードが広がってほしいですね。
- フェアトレードが地球環境、未来世代に対するもので将来にわたる共生関係(シェアトレード)という言葉がじーんときました。子どもたちにも聞かせたい良いお話を聞けたことに感謝しています。
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