活動内容


「おもちゃ病院開院中」と貼られた扉を入ると、やさしそうなボランティアさんたちが、笑顔で迎えてくれました。ほどなく、おもちゃをいっぱい抱えた親子連れが、次々と会場にやってきます。「スイッチを押しても動かへん」「ねじを回しても音が鳴らんねん」子どもたちは、不安げな表情でみつめます。どれどれ・・とおもちゃを分解し始めるボランティアさんたち。

驚くことに、おもちゃの中味は、ゼンマイやモーターではなく、ICチップなど複雑な構造になっており、なかなか故障の原因がわかりません。おもちゃとはいえ、精巧なつくりになっているものばかり。

まるで修理のプロのようなボランティアさんたちは、工具を巧みに扱いながら、原因を探ります。「原因は、電池やな・・」おもちゃが再び動き出した瞬間、子どももボランティアさんも笑顔!

でも、時間がかかる時、部品が足りない場合は「入院」します。子どもたちは、とても悲しい顔をするそうですが、待ちに待って直って来た時は、本当に喜んでくれるそう。

そんな子どもたちの笑顔を見るのも活動の楽しみだと語ってくれました。メンバーは、現在11名。半分近くが豊中市民。活動場所や日程により、都合の付くメンバーが開院会場に出向き、メンバー同士の交流や例会も兼ねておもちゃの修理を行っています。

伝えたい想い


現在代表をつとめる森さんが、ボランティアを始めたいと思ったのはちょうど6年前。当時興味のあった「おもちゃ病院」は、本部が東京にあり、そこで紹介してもらった、富田林の「おもちゃ病院」に半年ほど通い、豊中で開設するための準備を進めてきたそうです。その様子が新聞に掲載され、その記事を読んで集まってくれたのが現在のメンバーとのこと。

活動を通じて強く伝えていきたいのは「物を大切にする気持ち」。最近は、子どもも親も、おもちゃが壊れたらすぐ捨ててしまい、新しい物を買ってしまえばいいという考えの人が多いです。でも、修理すれば直るし、ゴミを減らすことで環境への負荷も少なくなります。

また、修理を通じて、孫世代である子どもたちとの交流もできるのが楽しみでもあります。これからも、物を大事にする気持ちを伝えながら、活動を続けていきたいです。と、森さんは語ってくれました。

取材日 2010年4月

 

開院日

豊中人権まちづくりセンター3階
1月から11月の第四土曜日(12月は第三土曜日)
時間:9時15分~12時

豊中市立環境交流センター
偶数月の第二土曜日
時間:10時~12時

箕面市でも開院しています。

連絡先

豊中人権まちづくりセンター
豊中市岡町北3-13-7
電話 06-6841-1313・1315

豊中市立環境交流センター
「(指定管理者:NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21)」
豊中市中桜塚1-24-20
電話 06-6844-8611
jimukyoku@toyonaka-agenda21.jp
http://toyonaka-agenda21.jp/