活動内容
ガールスカウトは現在世界145の国や地域で、約1000万人の会員が活動している、少女と若い女性のための世界最大の社会教育団体です。
「少女と若い女性が責任ある世界市民として、自ら考え、行動できる人となる」ことを目指しています。
豊中市内にも9つの団があり、就学前の少女から大人まで、5つの年齢グループ(部門)で活動しています。団ごとの集会やハイキング、キャンプなどの野外活動、地域清掃や奉仕活動などをはじめとし、ブロック単位、支部単位での活動も行っています。
子どものころからガールスカウト活動を続けている会員も多いのですが、成人になってからこの活動にかかわる人も多く、子どもたちのふれ合いから自分自身の成長につなげることもできます。
毎年2月に行われるワールドシンキングデイ*1)においても、2009年度からMDGs(ミレニアム開発目標*2)と連動したテーマで、子どもたちが自分自身で考え、行動しています。今後のテーマは、2011年「エンパワーメント」 2012年 「環境」です。
* 1)ワールドシンキングデイとは・・2月22日。創始者であるベーデン・ポウエル夫妻の誕生日を記念して1926年にもうけられた。世界中のガールスカウトが互いのことを思いあう日としている。
* 2)ミレニアム開発目標とは・・・ミレニアム開発目標(MDGs)には8つの目標があります。極度の貧困を半減させることからHIV/エイズの蔓延を食い止めること、さらには初等教育を完全に普及することにまで及んでいます。これらはすべて、2015 年を達成期限としています。それは世界のすべての国々、そして世界の主要な開発機関すべてが合意した将来の青写真です。MDGsは世界の最貧層のニーズを満たそうという、過去に類を見ない取り組みの原動力となってきました。詳しくは国連ミレニアム開発目標をご覧ください。
活動の様子
今年は、日本のガールスカウト活動90周年ということで、5月に全国一斉イベントが開かれました。テーマは、「一緒なら、極度の貧困と飢餓をなくせる」(ミレニアム開発目標)。豊能ブロックにおいても、5月22日に千里文化センターコラボにてイベントが開催され、参加してきました。
市内の各団が日頃の活動の様子を発表したり、環境についてやテーマについて考えるコーナーを設けたりなど、趣向を凝らした出展が並びました。雨にも関わらず、多くの来場者がつめかけ、こどもたち一人一人と交流。こどもたちたちにとって、地球上のさまざまな問題について、主体的に考えるきっかけづくりの場になったようです。
また、他の団の先輩や後輩と知り合うことにより、世代や地域を越えたつながりを深める貴重な機会となっていました。
取材日 2010年6月
伝えたい想い
野外活動や奉仕活動を通じて「命」や自然の大切さを知ってもらうだけでなく、子どもたちの「心」を育み、一人一人の「自己肯定感」を高めることを重要視しています。
小さな達成感の積み重ねを大事にして、一人ひとりの子どもが何をしたいかを知り、実行につなげます。計画したことがうまくいかなくても、その体験が何につながるかを考え、小さな失敗にもめげずにチャレンジする心を養ってほしいです。
また、世界中のガールスカウトが「世界に平和を」や「世界市民の育成」「私たちの権利、責任」という同じ目標に向かって活動しています。その中で、一人一人の力は小さくても、みんなで力を合わせれば、世界を変えられる大きな力になるということを学んで、行動にうつしてほしいです。
活動日
各団によって異なります。お問い合わせください。
(月に2~3回。主に週末に活動)
豊中市内にある団
第11団 豊中市北桜塚(北桜塚会館)
第24団 豊中市蛍池中町(豊中市立蛍池公民館)
第40団 豊中市上野東(上野会館)
第58団 豊中市岡町南(水野英語教室)
第61団 豊中市新千里東町(豊中市立千里公民館)
第159団 豊中市本町(カトリック豊中教会)
連絡先
問い合わせ:豊中市子ども未来部青少年課
電話06-6866-3030
社団法人ガールスカウト日本連盟
社団法人ガールスカウト大阪府連盟