活動内容

服や家電製品、自転車といった生活用品のリサイクルなどによる留学生への支援や、国際交流活動からスタートした大阪国際文化協会(OIC)。2013年で発足30年を迎えました。

現在はアルビス旭ヶ丘団地集会所を拠点に、外国人スタッフのいる無料の多文化共生型子育て支援センター「あっぷるはうす」、小学生が落語や囲碁といった日本の伝統文化や英会話に親しむ「グローカルはうす」、定期的な電話で家にこもりがちな高齢者の話し相手をする「エルダーライン・りんごだより」の運営のほか、やさしいクラシックを通じて難病や戦争など困難な境遇にある子どもに寄付するためのチャリティコンサート企画「ハッピーチルドレン」や、大阪大学やUR都市機構とタイアップして外国人留学生と同伴家族に快適な住宅を斡旋する「F-はうす」など、多彩な活動を行っています。

活動の様子

1月に年間6,000人の親子が訪れるという「あっぷるはうす」を訪問しました。

5,6組の就園前の親子が訪れていて、子どもたちは広いスペースで手押し車を押したり滑り台を上り降りしたりと、家ではできない遊びを満喫中。お母さんたちは、子育てについて情報交換をしたり、インドネシア人スタッフのリアさんとお話をしたり、寛いだ雰囲気で過ごしています。

子育て経験者のスタッフが常駐するだけでなく、保健師など専門家に相談できる場もあり、「ママ友もできるし、子どもも同じ年頃の子どもと触れ合うことで刺激を受けるようで、ここで初めてハイハイしたんですよ」と、孤立しがちな親子にとって貴重な場となっています。

「あっぷるはうす」の魅力は、ひな祭りなど季節ごとの行事や屋外での絵本の読み聞かせ、芋ほりなどの自然に親しむイベント、さらに土曜日にお父さんと工作やゲームなどを楽しむ『父親プログラム』など、様々な体験を通して子どもの豊かな感性を育む企画が盛りだくさんなことです。親もスタッフと一緒により良いイベントにするためにアイディアを出したり運営を手伝うことになっていて、成長できることも多いそうです。

伝えたい想い


多岐にわたるOICの活動ですが、すべての活動のベースには高橋叡子理事長が提唱する「心あたたかく美しい暮らし」の推進という理念があります。「あっぷるはうす」では親が子育てに自信と生きがいを持てるような支援、「グローカルはうす」はグローバル(地球規模的)な視点とローカル(地域的)な活動に取り組む力をはぐくむ教育、「エルダーライン」はいつまでも社会に参加できる元気で明るい高齢者づくり、「F-はうす」は外国人にも日本人と同等の安全性やバリアフリーが確保された住環境の提供をめざしています。

また「グローカルはうす」は、学童保育が17時までだった時代に、働く女性をサポートしたいと、児童を20時まで預かったのがきっかけで、豊中市の放課後こどもクラブの延長につながりました。そして「エルダーライン」は2001年、「あっぷるはうす」は2002年スタートと少子高齢化社会にもいち早く対応するなど、常に社会問題に取り組んできました。こうしたOICの活動が行政のサービス拡充のきっかけになることも多かったそうです。


2012年も、「エルダーライン」の15周年を記念した月1回の歌声喫茶「あっぷるカフェ」や「F-はうす」で日本人学生と外国人留学生のシェアハウス=団地留学をスタートするなど、次々と新たな社会的課題解決のための企画が進行中で、2013年5月には、世界的に有名な「タングルウッド音楽祭*」の豊中版とも言える、公園でくつろぎながら楽しめる、スケールの大きなコンサートを開催予定です。今後もOICの活動から目が離せませんね。

※タングルウッド音楽祭・・・アメリカ合衆国マサチューセッツ州で毎年夏に開催される音楽祭。さまざまなジャンルの音楽をホールだけでなく、広場の芝生のうえでも楽しめる。

取材日 2013年1月9日

 

活動日

あっぷるはうす:火~木曜日10:00~16:00(祭日は休み)
グローカルハウス:教室による
エルダーライン:火曜・水曜日13:00~16:00

連絡先


特定非営利活動法人 大阪国際文化協会(OIC) 第一事務局
〒561-0865 豊中市旭丘6番アルビス旭ヶ丘5号棟
FAX:06-6846-2818(火・水・木)
info@oic.or.jp
http://www.oic.or.jp/