活動内容
豊中市と吹田市にまたがる千里ニュータウンは、今年秋にはまちびらき50周年を迎え、さまざまなイベントが予定されています。日本で最初の大規模ニュータウンとして国内外から注目を集めてきた千里ニュータウンですが、現在は少子高齢化や集合住宅の老朽化による建替え、またそれに伴う環境問題や住民の移動など大きな分岐点にあるといえます。
千里ニュータウンのまちづくりや問題解決に取り組むグループや個人が集う「千里市民フォーラム」は、千里ニュータウン40周年をきっかけとして2003年に発足しました。毎月1回週末にサロンを開いて、「環境」「福祉」「教育」「まちづくり」「子育て」「介護」「コニュニティ」など地域にまつわるあらゆるテーマについてざっくばらんに意見を交わし、豊中・吹田両市の行政メンバーも加わって、おたがいの活動についての情報交換や問題意識の共有を図っています。
また毎年2月には、講演やパネルディスカッション、コンサートなど多彩なプログラム満載の「まちづくり市民フォーラム」を開催しています。2012年は「千里でやってみたいこと」大プレゼン大会を企画し、毎月のサロンを通じてフォーラムで発表された新しいチャレンジを支援しています。千里東町公園内にある竹林を整備している「千里竹の会」も市民フォーラムから生まれた活動の一つです。昨年のサロンでは、「まちあるき」を開催し、竹林の様子を見学しました。メーリングリストなども活発で、世代や居住歴を超えて、仲間作りや新しく生まれた取り組みをサポートする場となっています。
伝えたい想い
めざしているのは、千里ニュータウンのまちづくりに取り組む人たちの情報の核となり、千里に住む人々や関心がある人たちの心のよりどころとして、ネットワークの裾野を広げていくこと。
「さまざまな地域の課題を、行政や専門家だけに頼るのではなく、住民も含めてみんなで対等に話し合える“大きな交流の場”にしていきたいですね」と、運営委員のみなさん。多くのメンバーが50周年事業にも関わり、行政や専門家とともに色々な企画を担っているそうで、千里ニュータウンへの愛はひしひしと伝わってきます。
今後も千里ニュータウンが生活者の視点に立ったまちづくりのお手本として注目を集めるまちになるよう、千里市民フォーラムの活動に注目です。
取材日 2012年7月21日
 
活動日
毎月1回(第2もしくは第3土曜か日曜)サロンを開催
場所 千里文化センター「コラボ」、吹田市北千里公民館・南千里公民館など
*サロンは、どなたでも参加できます。(予約申し込み不要)
下記ブログをご覧の上、直接会場にお越し下さい。
(常時、会員募集中)
連絡先
千里市民フォーラム
FAX:06-6875-7461
senriforum@gmail.com
http://senri-forum.com/