11月11日、秋晴れの気持ちのいい朝、千里中央駅から歩いて15分ほどの千里中央公園で青空ベビーマッサージのイベントが行われました。主催したのは公園を通して地域コミュニティの活性化を目指す『SENRI PARK LIFE DESIGN』。7組の赤ちゃんとお母さんが、講師のかおり先生指導のもと、スキンシップを通して心を通わせていました。今回は代表の中西さんに、団体を設立するに至った経緯と大切にしている想いをお聞きしました。

現在の活動

中西さんは豊中市役所の財務部に勤めており、公共用地の管理が主な仕事ですが、以前は環境部で公園の計画の担当をしていました。近年、社会構造の変化により公園に対するニーズが変わっていく中で、公園の魅力向上のために自治体が知恵を絞って新たな利活用の方法を模索しており、担当者としてどうしたら公園の魅力が高まるのか考えていました。しかし、公園をどう使いたいか考えるのは市民。市職員でありながら千里の地域住民でもあるため、市民の立場だからこそできることもあるはず、と異動をきっかけにして、公園を新たなコミュニティの場となる仕掛けづくりを地域住民の立場で考えたいと、『SENRI PARK LIFE DESIGN』を設立しました。他団体や企業、行政と連携しながらヨガやベビーマッサージ、音楽イベント、マルシェなどを開催することで、参加者が公園に関わる機会を増やし、公園の美化や人と人との新たな関係づくりを目指しています。
中西さんによると、「イベントの準備をする中で一緒に公園の枝を切ったり、雑草を抜いたりすることで公園をきれいにすることができています。同時に、地域の方を巻き込み、新たなコミュニティの場として公園が機能しており、想像以上に良い結果になっています」と手ごたえを感じていました。

活動の様子

取材した日には乳児を対象としたベビーマッサージ※が行われ、紅葉した木々が美しい広々とした公園で、かおり先生の優しい歌声と小鳥のさえずりの下、お母さんも赤ちゃんもリラックスしてマッサージを体験していました。参加者は、「コロナが心配でなかなか外に出ることができていなかったのですが、公園だと感染リスクも少なくて安心ですし、他のお母さんとも気兼ねなく話せてリフレッシュできました」と笑顔でした。参加者みんなで近所のヘルシーなデリのランチを食べて、お母さんたちがすっきりとした表情で帰宅される姿が印象的でした。

大切にしている想い

大切にしている想い
仕事に子育てに多忙にもかかわらず中西さんが活動を続ける背景には、「訪れた人たちの生活が公園をきっかけとして、ちょっと楽しく、豊かなものになってほしい」という想いがあります。中西さん自身、前職の神戸市役所で公園の専門職として働いていた際には、子育てと仕事の両立が大変で、学生時代から勉強していた公園に関わる仕事が嫌いになったことがあったそうです。その経験が、公園を利用した、日ごろのストレスを解消できるヨガや、お母さん同士のつながりができるベビーマッサージのイベントなどにつながっているのです。中西さんのこの想いがあるからこそ、参加者の方がリラックスできる穏やかな雰囲気が漂っているのだと感じました。

新型コロナウイルスの影響で家にいることが多くなり、ストレスがたまっている方も多いと思います。今後も音楽イベントなど魅力的な企画を計画中とのことなので、みなさんも『SENRI PARK LIFE DESIGN』のイベントに参加して、明日への英気を養ってみませんか?

※ベビーマッサージとは、赤ちゃんの肌を優しく触ったり、動かしたりすることで、心身の発達を促すマッサージのことです。

(取材日 2021年11月11日)

連絡先

『SENRI PARK LIFE DESIGN』インスタグラム
https://www.instagram.com/senri_parklifedesign/