エコライフセミナー2012
第2回 千里中央周辺ツアー

日時:平成24年(2012年)11月20日(火)  10:30 ~15:00
場所千里中央周辺
案内人:上村有里(赤ちゃんからのESD)・太田博一(ひがしまち街角広場)

内容

例年、講座形式で行っているセミナーですが、今年はもっと気楽に多くの人に参加してもらいたい、また、リソースセンターWEBに登場するお店や取り組みを知ってもらいたいという思いから、「まちあるきツアー」として開催しました。千里文化センター「コラボ」で行われている「転勤族カフェ」メンバーを中心に、千里のことをもっと知りたい!というみなさんが参加してくださいました。

まずは、コラボに集合。交流カフェ横に置かれている「陶器とりかえBOX」を案内した後、東町公園に向かいます。途中「豊中市民ギャラリー」を見学して、東町公園の竹林に入ります。「千里竹の会」のみなさんが整備している、美しい竹林を眺めながら、こぼれび通りを歩きます。この道は、アドプトロードに指定されており、市民の皆さんが定期的に花の手入れをしたり、掃除を行っていることを案内しました。その後、東町近隣センターをぐるりと巡って「ひがしまち街角広場」に到着。この街角広場の2階に「千里住まいの学校」もあります。

街角広場にある「大きな絵本」(千里グッズの会・大阪大学鈴木研究室作成)を見ながら、太田博一さんが街角広場の成り立ちや運営のしくみなどを説明してくださいました。横でお茶を入れてくれるボランティアのおばちゃん達にもインタビュー。一人暮らしのお年寄りの安否確認の場所になっていることや、隣の東丘小学校の児童が立ち寄ってくれることなどを話してくださいました。おばちゃん達の淹れてくれたおいしいコーヒーと昼ご飯を食べた後、団地の中を巡りました。

(左)東町公園の竹林
(右)ひがしまち街角広場

ここからの団地案内人は、太田博一さん。樹木や花の説明には、池本さんを特別ゲストに迎えました。
まずは、現在建て替え中の東町団地へ。建て替え前と建て替え後を比較しながら、ライフスタイルの変化や抱える課題について話を聞きました。
その後、北町に移動して「樫の木公園」に入ります。ここからは、池本さんが大活躍。ドングリの種類がたくさんあることやさまざまな樹木について、丁寧に説明してくださいました。

その後、北町の近隣センターを横目に見ながら移動して「とさ千里」でお買い物。再び、北町団地に入り「ぼんてん入れ」でなごんだ後、西町の「笹部書店」へ向かいました。店長の笹部さんに、地域と連携してがんばっているお話しを聞いた後、歩道橋を渡って「コラボ」に戻りました。最後に屋上で、庭園を見学した後、千里公民館で感想を共有して解散。長い距離を歩いてへとへとでしたが、参加者のみなさんには、千里の新しい魅力を知っていただくことができました。

(左)樫木公園
(右)笹部書店

担当者の感想

取材先同士が離れていたため、たくさん歩くことになり、参加者のみなさんには申し訳なかったのですが、団地の再生や自然環境の話も盛り込むことができ、多様な視点で「まち」を見つめ直す、貴重な機会になったと思います。通常、千里のまちあるきは高齢者の参加が多いのですが、今回は若いお母さん達の参加が多かったので、子育て世代にも千里のまちのことを伝えることができ、案内人の太田さんにも喜んでいただけました。
また、「街角広場」は日常利用したいという声も多く、今後の地域のつながりにも貢献できたようです。

参加者の感想
  • 団地は、コミュニティが希薄になっているというイメージが強かったが、「まちづくり」の中で、そのような課題を解決できるような工夫がなされていることを知ることが出来て良かった。
  • 知らない場所がたくさんある事を実感した。
  • 他の「まちあるき」にも参加したい。
  • お店で買い物する時間が短くて残念だった。また行ってみたい。
  • ドングリにあんなにたくさん種類があることを知れておもしろかった。
  • いかない場所へたくさんの方と参加し、さまざまな情報や知識を得られ充実した時間を過ごせました。
  • とても楽しかったです。都会は人間関係が希薄だと思っていましたが、そんなことはなく地域のつながりを大切にしていたのが素晴らしいと思いました。
  • せっかく公園があったから少し紅葉を見ながらゆっくりしたかったです。でも楽しくまわれました。
  • 楽しかったです。いつもひとりで散歩しているので、たくさんの方と一緒に歩くことができてよかったです。