お店の様子

阪急蛍池駅前のロータリーを横目に、一つ筋を入ったところにあるおしゃれな店構えのカフェが「ジョイズカフェ」。手書きのかわいらしい看板やおいしそうなメニューの写真が人目を引きます。店内にもかわいいグッズやグリーンの鉢植えが並び、女性を中心としたお客さんでいつも賑わっています。

蛍池に住む店長の伊藤さんが、若い女性も気軽に入ることのできるお洒落なお店をつくりたい!という思いで始めたこのカフェも、今年で6年目。駅前の顔として、さまざまな年代の人達が訪れる、あたかい集いの場所となっています。


取材に訪れた日は、「おやこカフェ」初日。いつも小さな子どもを連れて、気をつかいながらランチを食べているお母さん達を見て、「それなら、親子が気兼ねなく過ごせる日をつくろう!」と休日返上で始めた企画とのこと。お母さんが、育児の合間にホッとできるようにアロマのミニ講座も準備。店内もお母さんと赤ちゃんが安心して過ごせる工夫を試行錯誤。あいにくの雨でしたが、親子連れが集まり、育児や地域に関する情報交換を通じて交流をしながら、和やかなひとときを楽しんでいました。

健康へのこだわり

調理師免許をもつ伊藤さんがこだわったのは、おしゃれでおいしくて、尚かつ身体に良いメニューづくりだそう。価格も含めて、「遠くからでもまた食べに来たい。」と思ってくれるようなメニューを常に研究中とのこと。なるほど、野菜がたっぷりでヘルシーなメニューは、毎日でも食べたくなるような味付けと彩りです。若い女性をターゲットにしていてストレスや疲れで体調を崩しやすい人に特に食べて欲しいそうですが、年配のお客さまにも「優しい味付けでおいしい」と評判でした。

これから・・・

店内には、カフェの定休日に貸しきりで行われる「おやこカフェ」やインキュベーションセンターなど地域で行われる催しチラシも設置。かわいいイラスト葉書やクッキー、フェルト製品などなど・・地域でがんばっている、店長ゆかりのアーティスト作品も販売されていて、地域と人と人とのつながりづくりに通じています。今年の1月には、北摂地域にちなんだ「たべもの」をテーマに、豊中・吹田で活動しているMrs.Labender(ミセスラベンダー)、アートクッキー、すいたまん、パン屋「笑楽(しょうがく)」、おうちごはん塾きっちんすまいるの5団体を集め、「たべもの市」を開催されたそう。新しい試みにも意欲的です。店長の伊藤さんがこれから挑戦したいのは、「マルシェ*」。海外で見た野菜売り場は、とても色鮮やかでおいしそうで、しかも人と人とが交流しながら、買い物を楽しんでいたそうです。小さいお店だからこそできる、あたたかい交流や地域にこだわった品揃えを大切にしながら、蛍池に元気な「マルシェ」を展開していきたいと明るく話してくれました。
*マルシェとは・・フランス語で「市場」のこと。

取材日 2011年2月28日

 

お店の詳細

Joy’s cafe
〒560-0032豊中市蛍池東町2-1-3武岡ビル1F
Tel06-6848-4000
http://joyscafe.net/
【営業時間】11時30分-18時
【定休日】日曜日&月曜日