お店の様子

コミュニティカフェ「CoCoKara」がオープンしました。場所は、蛍池駅から歩いて2分、以前、まちのリビング「ぽすと」があったところで、豊中駅構内にある「市民活動情報サロン」と連携したサテライト事業も展開しています。

ふだんはコーヒーや紅茶などを300円から提供している「CoCoKara」では、歌声カフェや健康麻雀など地域の皆さんが集えるようなイベントを行っています。
また、「復興支援豊中酒場」と題して、宮城や福島の希少な銘酒を味わいながら、被災地の復興について思いを語り合うイベントや、隠岐の島の貝やイカといった海の幸と、島で造られているお酒を隠岐の島町役場の職員と交流しながら楽しめる「隠岐night」というイベントも不定期で開催しています。その他、沖縄市出身者から沖縄の戦中・戦後の話を聞き、ライブで盛り上がる「コザnight」といった交流イベントも開催しています。

8月27日に、美術家の大野良平さんを招いた「市民活動しゃべり場」に伺いました。大野さんは小説・映画「阪急電車」に登場する「生」という文字を石でつくったオブジェの制作者で、みんなで紙皿に被災地へのメッセージや絵を描いて被災地にエールを送る「ニコちゃんプロジェクト」を各地で実施しています。7月には市民活動情報サロンのマンスリーサロンで講師をつとめました。そのサテライト事業となる「市民活動しゃべり場」では、参加者はそれぞれ絵皿に被災地への言葉や絵を描くアートプログラムを体験した後、ビールやジュースなどを片手に市民活動などについて自由に話し合いました。「勉強の場である市民活動情報サロンに対して、こちらはざっくばらんに語り合う場にしていきたいですね」と、事務局長の加藤さんが話してくれました。

続いて9月10日は、様々な隠岐の島の特産品を満喫できる1日でした。お昼はアカモクやアラメなど自慢の海草やサザエをふんだんに使ったワンコインランチを提供しており、近隣にお住まいの方が店内の沖縄や隠岐の島の写真を見ながら、メニューに使われた珍しい海草や旅の話に花を咲かせていました。

「CoCoKara」は、このような交流事業やセミナー開催のほか、貸しスペースとして、自治会など地域の人の集いの場や、オカリナ教室といったグループの活動の場としても利用されています。

地域とのつながりづくり

豊中まつりは、企業や市民活動に携わるメンバー、沖縄市の人達や行政、そして市民と多様な人達が関わる大きなイベントです。「CoCoKara」という店名には、そういった肩書を取り払って、「分野を問わず、色々な人達が集い、何かがここからはじまる」という思いが込められているそうです。沖縄や隠岐の島町との交流イベントも、行政が結んだ兄弟都市や友好都市を知っている人がまだまだ少ないことから、地域の市民が飲食や会話を楽しみながら自然と交流を深めることによって、互いの良さに気づくとともに地元愛を育むことを目的に開催しています。

これから・・・

豊中市は、大阪国際空港と就航路線でつながった空港の所在都市としも連携を深め、空港と地域の活性化に取り組んでいます。「CoCoKara」でも、沖縄と隠岐の島から広げて、こういった就航都市とも民間で交流していきたいと考えているそうです。また、中高年が市民活動を始める入口となるような夜のイベントも計画中だとか。まだまだココカラいろんな交流が期待できそうですね。

取材日 2013年8月27日

お店の詳細

コミュニティカフェ CoCoKara (ココカラ)
住所〒560-0021 豊中市蛍池東町2-7-2プレステージ蛍池101
Tel/Fax 06-6840-6878
https://www.facebook.com/lovetoyonet
https://community-cafe-cocokara.jimdo.com/
【開館時間】 火~土曜日10:00~16:00