活動内容
豊中駅前周辺には、歩道や銀行の前にかわいい花々があふれています。地域と共にこれらの花壇の手入れをしてくださっているのが豊中駅前まちづくり推進協議会*注1)・環境部会のみなさんです。
この環境部会は、1995年に活動を開始し、包装資材の減量や生ごみの減量、ごみの減量などを活動目的に続けられてきました。現在は、それらの活動に加えて、豊中駅周辺の銀行のプランターや花壇に花を植えたり、大阪府が主催する「花いっぱいプロジェクト大阪府エコ作戦」*注2)で大池小学校とともに学校周辺の緑化にも取り組んでいます。
*注1)豊中駅前まちづくり推進協議会・・豊中駅前のまちづくりを考える住民組織として、平成5年2月に豊中市のまちづくり条例に基づく協議会の認定を受け発足。豊中市と協働して、住民自らが主体となり、自分たちのまちを住みよい、活気のあるまちにするための「地域のしくみ」としての役割を果たしている。
*注2)花いっぱいプロジェクト大阪府エコ作戦・・大阪府・近畿大阪銀行と大阪府内の小中学校が連携し、大阪府全域において、花いっぱいのまちづくり推進と環境活動への啓発を行う運動。
活動の様子
メンバーは、商店街のみなさんに加え、アドバイザーとして加わっている緑化リーダーや地域のボランティア。おもな活動日は、毎週火曜日午後。豊中駅前の「こもれびガーデン」に集合し、花の手入れをしたり活動についての話し合いを行っていました。
また、大池小学校の裏庭の一部を借りて、苗を育成したりポットあげなどの作業も行っているそうです。学校の授業において一緒に花の手入れをすることもあり、地域と学校が連携しているあたたかい活動です。
伝えたい思い
道路の改修工事に伴い、沿道に花やみどりをみんなで育て、潤いのあるまちづくりをすすめることを目標に活動をすすめてこられたそうです。この活動をきっかけに周辺の銀行とのつながりも深まり、事業者とまちづくり協議会との協働事業も定着しつつあるようですが、経済的な面では、まだまだ課題も多く残されているとのこと。
暑くても、寒くても、天候に関係なく継続されているこの活動。花壇の手入れをしていると「このお花すてきね」とか「キレイに咲きましたね」と声をかけてくれる地域の方々が増えてきたことが、継続するための励みになっているそうです。
小学校にも出向き、土とふれあいながら子ども達と交流することで、子ども達からたくさん元気をもらうそう。また、校長先生はじめ、先生方や用務員さんともふれあう機会が増えたことも嬉しいとのこと。
世話役の小林さんは、身近な問題を地域の課題として捉え、まちを変えていく意識を見失わないようにしたいと語ります。地域に花を植えるということを通じて、誰もがゆっくり、楽しく歩きまわることのできる「まち」の実現に向けて、活動を続けていきたいそうです。
取材日 2011年1月
活動日
おもに毎週火曜日13:30~16:30頃
学校に出向いたり、花の育苗、植え付けなどは不定期。
水都信用金庫前のこもれびガーデンに集合。
花壇の手入れは、豊中駅前周辺銀行前や大池小学校。
連絡先
豊中駅前まちづくり推進協議会事務局 豊中市本町三丁目14-25TEL&FAX 06-6858-6190
matidukuri@nifty.com