活動内容
千里ニュータウンができて40年以上経過し住民も減り高齢化が進む中、住居の老朽化による建て替えや住み替えなど、さまざまな住まいに関する問題が浮上してきました。そういった問題を解決しながら、千里で安心して楽しく住み続けるための調査やサポートを行う組織として、住民、専門家、大学、NPO、事業者などが連携し2004年に「住まいの学校」が設立されたそうです。2006年には、全国都市再生モデル調査に採択され、NPOの認証も取得。その後も、千里ニュータウンを舞台にさまざまな活動を展開しています。
近隣センターやコラボでの「住まいの相談会」や住民と共に地域を歩く「まちあるき」、図書館や学校などと連携した学びの場づくりも積極的に行いました。2008年度のESDセミナーでは、当団体の山本茂さんが講師として地域の小学生に「千里ニュータウンの成り立ち」について講演しました。新千里東町を中心に子どもから大人まで一緒になってまちあるきを行い、まちの変遷について地域の方々と学び合う機会を持つことができました。
その後も住み続けられる住まいやまちづくりに関する調査研究や、千里の良さを残し、建て替えに活かしていくために「千里発見!まちあるき」を定期的に行いました。千里を知らない子どもたちのために、吹田市・豊中市と一緒に副読本「わたしたちの千里ニュータウン」をつくりました。
伝えたい想い
建築のプロが中心となり、専門的な支援をしようと取り組んでいましたが、相談会においてたくさんの市民と対話する中で、暮らしに密着した悩みを抱える住民が多いことに気づかれたそうです。活動拠点を「ひがしまち街角広場」の2階に移し、地域住民と積極的に関わることで、「まち」をさまざまな角度からみつめることができたと山本さんは語ります。
今後もまちあるきやマップづくりを通じて、千里の魅力を再発見できる情報を発信したり、”住み続けられる千里”づくりのために住まいの相談んやセミナーなどを続けていきたいそうです。そして、次世代を担う子ども達に、「まち」のことを伝えるプログラム作りもやってみたいと話す山本さんの目は、キラキラと耀いていました。
取材日 2011年2月28日
活動日
不定期
下記にお問い合わせ下さい。
連絡先
代表者:寺脇和雄 事務局:山本茂
特定非営利活動(NPO)法人 千里・住まいの学校
〒561-0861 豊中市東泉丘1-5-3-505(山本)
06-6840-2190
yam-chan@hkg.odn.ne.jp
http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/244