活動内容
千里地区を中心に美しい竹林が残る豊中市ですが、他の樹木の成長や犯罪の防止には、竹林の整備が不可欠です。
「竹炭塾」は竹林の保全活動、竹炭づくりを始めて11年。保全活動で伐採された竹をリサイクルするため、毎月1泊2日で能勢町にある豊中市立青少年自然の家わっぱるを訪れ、竹炭づくりを行っています。また、山菜料理や凧づくり、天体観察など季節に合わせて自然と触れ合うイベントを開催しています。
毎回年齢を問わず参加者を募っていて、「色々な体験ができて楽しい」「他校の友達に会うのが楽しみ」というリピーターも多いそうです。
竹炭づくりは毎回データを取って改良を図っていて、その評判を聞きつけた他団体から窯づくりや竹炭づくりの指導を依頼されることも多いとか。これらの活動が評価されて、第1回豊中市エコ市民賞を受賞しました。
伝えたい想い
「四季の自然体験を通して、大人も子どもも自然の素晴らしさや自然を守る大切さを実感してほしい」「子どもや孫にきれいな地球環境を残したい」というメンバーたち。溶接技術など、それぞれが仕事などで身につけた技術や知識を生かして活動しています。
また、何より大切にしているのは「人のつながり」と、塾長の入江さんが話してくれました。例えば竹林の整備は地域の住民や自治会と協力して行ったり、竹炭塾のイベントにはきのこ研究会や日本凧協会の会員など専門家を招いたりと、積極的に他団体と連携しています。竹炭塾以外の活動をしているメンバーも多く、各々培ったつながりが互いに活動の幅を広げているのです。活動の継続のため若いスタッフを大募集中とのことです。ぜひ一度竹炭づくりや自然体験に参加してみてくださいね。
取材日 2012年10月19日
活動日
竹炭塾:毎月1回
竹林整備:第2日曜日
連絡先
TEL:06-6843-3417(塾長・入江)