活動内容

豊中市役所の近くに、薬膳スープや野菜たっぷりのヘルシーな食事ができるカフェがあるときいて、伺ってきました。

176号線から少し入ると目に入る、青と白の色使いが特徴的な一軒家が「ひふみキッチン」です。2Fはボディケアやロミロミ(ハワイ式マッサージ)、アロマトリートメント、タイ古式マッサージなどなど、バラエティに富んだ本格的メニューを手頃な値段で提供するリラクゼーションサロンになっています。

玄関を入ると、右側の部屋は畳や欄間(らんま)など、和室のしつらいを活かした、ホッとする空間。壁の「医食同源」と書かれた黒板が印象的です。
畳スペースは子ども連れのお母さんたちの集まりなどに使われることも多いそうです。
一方左側は、モダンなアートを飾ったスタイリッシュな内装となっていて、ひとりで静かにお茶をするのにぴったりです。池田や箕面などから訪れるお客さんもいらっしゃるとか。

ウワサの食事メニューには、日替わりのメインに旬の副菜5種がつきます。旬の副菜は、地元北摂を中心とした無農薬野菜などを使っており、ごはんには無農薬の玄米か五穀米が選べます。
また薬膳スープは、薬膳料理研究家の安原喜千枝先生とコラボしたメニューで、当帰(とうき)・党参(とうじん)・クコの実など、漢方薬にも使われる、健康や美容に効果のある食材が入っています。

またカフェタイムには、加熱せずに調理することでフルーツの酵素をたっぷり摂れるローフード(生の食材を用いた食品)ケーキや、抗酸化作用&デトックス効果の高い玄米コーヒー、花粉症や美肌効果を期待できるハーブティーといったメニューを提供。また、いつ来ても開いているお店でありたいと、定休日なしで営業しています。

くつろげる雰囲気の中で、バランスが取れた健康的な料理を気軽に食べられるカフェなんです。

伝えたい想い

オーナーの鎌田優子さんは鍼灸師(はり師・きゅう師)とあん摩マッサージ指圧師 の有資格者で、祖父母の家を改装して、先に2階のサロンをスタートしていました。そこでサロンのお客さんと接するうちに「地域の方が気軽に来られる場所で、マッサージで外側から、食事で内側から元気になってもらえたら」と思うようになり、1階もリフォームしてカフェをオープンしました。

提供するお料理はお米や野菜だけでなく、能勢みそや天然醸造有機醤油など調味料も有機のものを使用。そして自身も母親であることもあって、「子どもに安心して食べてもらいたい」とキッズプレートも用意しています。

なんと、祖父と父も鍼灸師という家庭に育ち、子どもの頃から風邪を引いたら葛根湯を飲むといった生活をしていたという鎌田さん。「自分の治癒力を高められる生活を地域の方に知ってもらえたら」と、今後はベビーマッサージやリフレクソロジー、つぼのワークショップの開催も考えているとのこと。

家族の健康は大切ですが、毎日安全な食材を使って栄養のバランスの取れた食事を作るのは、なかなか難しいもの。身近にひふみキッチンのようなお店があるのは、とても心強いですね。

取材日 2017年1月20日

 

お店の紹介

〒560-0881 豊中市中桜塚2-31-20
TEL/Fax 06-6841-4123
https://r.gnavi.co.jp/cjcycynm0000/
【営業時間】
月曜~日曜(年末年始をのぞき年中無休)
ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)
カフェ 11:30~20:00
ディナー 17:30~20:30(L.O.20:00)