『まんぷくほ~む』は地域の子どもたちに温かいご飯と安心・安全な居場所を提供することを目的として、介護関係の仲間同士が集まって2017年に設立されました。毎月第2土曜日の18時に子ども食堂を開店し、地域の子どもに無料でご飯をふるまっています。
今回はまんぷくほーむの恵濃(えのう)さんと田中さんにお話を伺いました。

活動の様子

『まんぷくほ~む』の活動が始まったのは、スタッフの皆さんが映画「さとにきたらええやん」※1を見たことがきっかけ。
「映画を見て、この飽食の時代に餓死する子どもがいるんだと衝撃を受けました。調べてみると豊中にも似たような状況があることを知り、なにかできないかなと考え出したのですよ。」と恵濃さんは当時を振り返ります。映画を見た後、現在働いている介護関係の仕事仲間や知り合いに声をかけて、子ども食堂を運営することを決めました。
活動を始めたばかりの頃は、子ども食堂に来る人もスタッフも少ない状況だったそうです。それでもめげることなく、スタッフの仲間同士で地道にチラシを配ったり、直接寄付を募ったりすることで、少しずつ知名度が上がってきました。今では継続的に寄付をくださる人が現れたり、とよなか夢基金※2の援助を受けたりなど、活動の幅がどんどん広がっています。現在はコロナウイルスの影響でテイクアウトのみの活動となっていますが、社会情勢が落ち着き次第、これまでどおり活動を再開したいとのことでした。

大切にしている想い

活動をするうえで大切にしていることは、「子どもたちがやりたいと思うことは、人に危害を加えること以外は、何でも肯定すること」だそうです。田中さんは、「学校や家では自分の好きなことができなかったり、宿題やお手伝いをしなかったら怒られたりするじゃないですか。ここでは、そんなことを忘れて自分の好きなことをとことんさせてあげることで、安心して自分を表現できる場所にしてあげたいと思っています。」と笑顔で話してくれました。この言葉どおり毎回食事をした後は、カードゲームをしたりカラオケをしたり、ぼーっと過ごしたりなど、子どもたちはめいめい好きなことをして過ごしているとのこと。子どもたち自身が「自分がいるだけでもいいんだ」と存在自体を認めてもらえる場所だからこそ、安心して通うことができるのだと感じました。

地域でのつながりが薄くなりつつある現在、そこに住む大人は、子どもたちの抱える課題にも気づきにくくなっている現状があります。そのような中で、『まんぷくほ〜む』の活動は、地域で働くお兄さん、お姉さんたちが、子どもたちをあたたかく支える居場所になっているようです。
皆さんもぜひ『まんぷくほ〜む』で温かいご飯と優しい人のつながりを体験してみませんか?

※1映画「さとにきたらええやん」HP:http://www.sato-eeyan.com/
※2とよなか夢基金:https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/npo/kikin/index.html

活動日 毎月第2土曜日の18時〜
活動場所 豊中市宝町11-15 葵岡町デイサービス

取材期間2021年1月13日

連絡先

E〜mail manpuku.home@gmail.com
まんぷくほ〜むブログ https://ameblo.jp/manpuku-home/