豊中在住の小学生が、「こども新聞記者」として地域で働く様々な人に取材し、「とよなかニコフル新聞」をつくっている「ニコフル」。“子育て”が“孤育て”にならないように、「地域みんなで子どもたちを育てていく」事を合言葉に結成され、2017 年末に活動を中止した「ニコニコフルーツバスケット」の元スタッフの強い想いを元に、2018 年に活動を開始しました。

活動の様子

今回は、ニコフル新聞3号の取材活動の様子を取材してきました。活動拠点にしている大池小学校内のコミュニティースペースを訪れると、集まった子どもたちの賑やかな声が聞こえてきました。今日の取材相手は、豊中市内の飲食店がおトクに利用できるサブスクサービス「豊中supe(スーペ)」を運営している清水さんです。清水さんが登場すると、元気にあいさつ。どんな仕事や活動をしているのかをわかりやすく教えてもらい、子どもたちは熱心に話を聞きながら、一生懸命メモを取っていました。その後は、質問タイムです。

子どもたちは、「どこでやっているのですか?」「なぜこの仕事をしようと思ったのですか?」「そのお店行ったことがある!」など、事前に用意してきた質問や清水さんの話を聞いて思いついたことなどを、元気よく手を挙げて尋ね、その姿はとてもイキイキしていました。清水さんも写真を使いながら優しい言葉で説明し、子どもたちは印象に残った写真を絵にしていました。また参加していた子どもの親もボランティアとして⼿伝いに来ており、最後は、スタッフと一緒に子ども達から意見を聞き出していました。子ども達が各々記事とイラストを書き上げたら、その日の作業は終わりです。その後は、これまで子どもたちが書いた記事や絵、写真などをスタッフが編集して、新聞を完成させる予定です。

地域とのつながり・伝えたい想い

新聞づくりのきっかけは、スタッフの一人がこのサイトでも紹介している「団欒(だんらん)長屋」を視察した際に、部屋の片隅に置いてあった「だんらんしんぶん」でした。子どもが書いた記事をみて「自分たちの地域でも同じことをやりたい!」と活動をスタートしたそうです。
スタッフのほとんどは教師や保育士など教育関係者で、子どもたちが地域で働く大人と交流する場をつくるなど、地域と関りながら子どもを育てていくことを大切にしています。子どもたちは、新聞発行後も取材したお店に立ち寄るなど自分の住んでいる地域に親しみを感じ、また地域で働く大人たちにとっても子どもを知るきっかけになっているそうです。

参加している子どもの多くは小学校2~3年生。「会話能力がためされる」「自分が書いた記事や撮った写真が載るのがうれしい」と話してくれ、楽しく意欲的に参加することも大切な要素だと感じました。
スタッフの井元さんは、今後は記事作成アプリの使い方をもっと勉強してデザインを改良し、より多くの読者に見てもらいたいと抱負を語ってくれました。
最初は3人の母親から始まった活動ですが、スタッフは6人に、またリピーターのこども記者も増え、今では多くの子どもやボランティアで盛り上がっています。年に2回新聞を作り、市民情報サロンなど市内各所で配架しているので、機会があればぜひ手に取ってみてくださいね。

取材日 2022年8月23日

ニコフルしんぶん
https://www.instagram.com/nicofuru/